『盲導犬情報』 第26号 〜認定NPO法人全国盲導犬施設連合会 情報誌〜

盲導犬情報 第26号


今号の内容

  1. 身体障害者補助犬の普及・啓発のあり方に関する調査研究結果の概要
  2. 鉄道利用等に関する意見交換会を国交省が開催
  3. 盲導犬と行く!全国津々浦々観光情報〜千早赤阪編〜
  4. 盲導犬ユーザーのコーナー
    『涙を微笑みに』    鹿児島県 井手盛親 盲導犬イゼル
  5. 盲導犬情報ボックス
    ○2020年に発行された盲導犬に関する文献
  6. 認定NPO法人全国盲導犬施設連合会からのお知らせ
  7. 編集後記


1.身体障害者補助犬の普及・啓発のあり方に関する調査研究結果の概要

 補助犬同伴による施設利用等に対し、いまだに受け入れ拒否が起きていることから、2019年に身体障害者補助犬の普及・啓発のあり方に関する調査研究検討会が立ち上げられ、自治体が実施している補助犬の使用に対する普及・啓発の実態、障害当事者の意識、受入事業者の認識についてアンケート調査が実施されました。その結果を踏まえ、普及活動を試行し、自治体に向けた「身体障害者補助犬使用者の効果的な普及・啓発活動のあり方ガイドブック」を作成しました。その一部をご紹介します。

(1)身体障害者補助犬の啓発活動実態把握のための調査結果

自治体等による取組みの実態

 自治体を対象にした調査の中で、優れた取組みとして次のような実例が挙げられた。

 また、相談支援専門員を対象にした調査では、相談支援専門員自身の補助犬使用に対する理解の深度化が必要であることが挙げられた。

障害当事者(補助犬使用者及び非使用者)の意識

 補助犬非使用者へもアンケートを行った結果、「補助犬の使用を考えていない」理由として「面倒をみるのが大変そう」が最も多く挙げられた。

受入れ側の認識、実態、課題

 ショッピングセンターやホテル、飲食店を対象に行った調査では、補助犬使用者への対応研修が殆ど実施されていないことがわかった。また、飲食店を対象にした調査では、補助犬法について「名称も内容も知っている」と回答したのは3割弱と僅かだった。

(2)補助犬の理解促進、使用拡大のための効果的な普及・啓発活動のあり方の検討

 受け入れ側に向けた理解促進のための啓発活動のあり方については、

一方、使用希望者に向けた利用拡大のための普及活動のあり方としては、

といったポイントが挙げられた。また、障害当事者に向けた普及活動を試行した上で、以下のことがわかった。

(3)『身体障害者補助犬使用者の効果的な普及・啓発活動のあり方ガイドブック』の作成

 このガイドブックは、補助犬の使用に関する普及・啓発を進めるにあたって理解すべき理念や、自治体が取り組むべきことについてまとめられている。自治体の責任で受け入れ拒否をなくし法令遵守を推進すること、関係各者との連携した普及・啓発活動の推進など、自治体の果たすべき役割についても具体的に触れられている。自治体と連携して普及・啓発活動に取り組んでいくためのツールとして、このガイドブックをうまく活用していきたい。

 この調査報告書およびガイドブックのPDF・テキストデータは、日本補助犬情報センターのホームページからダウンロードすることができます。
https://www.jsdrc.jp/jsdrc_doc_manual/fukyu-guidebook/

または、日本補助犬情報センタートップページから「マニュアル・書籍・報告書等」のページに進んでください。

2.鉄道利用等に関する意見交換会を国交省が開催

 近年、無人駅が増加し、有人駅でも一部時間帯に駅員が不在となる駅もあります。鉄道事業者も、だれもが不便なく鉄道を利用できる環境を整えることが重要という考えをもち、利用者の実態を把握した上で必要な設備や体制の整備等を行っている、と言います。しかし、実際に無人駅を利用する障害当事者からは、様々な不安や問題点、要望等が出されています。

 そこで、国土交通省では、無人駅等の諸課題について意見を聞き、今後、安全、円滑な利用に資する取り組みについて検討するため、障害当事者団体、鉄道事業者及び国土交通省の三者からなる「駅の無人化に伴う安全・円滑な駅利用に関する障害当事者団体・鉄道事業者・国土交通省の意見交換会」を設置しました。

 ここでは、

等が討議されています。

 2019年度、総駅数に占める無人駅の割合は、48.2%、1日当たりの利用者数が100人以下の駅の9割以上が無人駅となっています。

 検討会には、鉄道事業者の他、日本視覚障害者団体連合会(以下、日視連)、全日本ろうあ連盟、DPI日本会議、全国自立生活センター協議会、日本身体障害者団体連合会からメンバーが出ています。

 1回目検討会では、無人駅利用時等の課題について、各当事者団体からその実状や問題点が出され、2回目はそれを受けて、鉄道事業者の無人駅等に係る取り組みが報告されました。

 日視連からは、視覚障害者にとって鉄道は重要な移動手段だが、無人駅が増え、一人で駅を利用する時に非常に困るという実状を説明した他、

といった要望が出されました。

 一方、鉄道事業者の取り組みとしては、

といった対応が報告され、他の事業者にも共有されました。

 2020年度末に中間とりまとめ、2021年夏ごろにガイドライン化が予定されています。また、ガイドラインが作成された後も、意見交換は定期的に開催する予定であり、障害当事者の声を直接、鉄道事業者に届けるパイプとして今後も期待したいものです。

 この検討会より1カ月前から開催されているのが「新技術等を活用した駅ホームにおける視覚障害者の安全対策検討会」。2月26日時点で計5回開催されています。視覚障害者のホーム転落事故を防ぐためにはホームドアの整備が有効ですが、解決すべき課題が多いことからホームドアによらない転落防止対策が喫緊の課題と考え、この検討会では、ITやセンシング技術等を積極的に活用し、駅係員のみならず鉄道利用者による協力も視野に入れて、視覚障害者が安全に駅ホームを利用するための対策について検討することを目的に設置されました。

ここでは、

等が検討されています。

その中で駅ホームからの転落防止対策として、すでに一部の駅で導入されているものから構想段階のものまで紹介されていました。

(1) 改札口での対策

 _酸蕊玄吋イドシステム(一部の駅で導入)

 音声標識ガイド装置を改札口に設置し、利用者が小型送受信機を操作すると駅事務室内に設置された通報装置が作動し、利用者が来たことを駅係員に通知

◆’鮠鹽改札口見守りシステム(実証実験中)

 改札口のカメラ映像から白杖をAIで認識し、駅係員に通知

※列車から降りてきた時の視覚障害者を検知できない、有人駅でないと即対応が難しい、という課題がある。

(2) ホーム上での対策

 AIカメラによるホーム端歩行時の注意喚起システム(実証実験中)

 ホームのカメラ映像から、ホーム端へ接近する人をAIで認識し、音声で注意喚起
※誰に向けて警告しているのか特定しにくいという懸念がある。

◆’鮠鵑砲茲詈盥垰抉腑轡好謄燹糞蚕儚発中)

 ホーム端や車両に設置されたICタグからの信号を、足首や白杖の先端に取り付けた受信機が感知しバイブレーターの振動で注意喚起
※注意が分散する他、白杖から伝わる路面の凹凸と振動を混同する可能性、白杖が重くなる、ICタグの設置費用や落下の心配が指摘されている。
※´△箸發法▲曄璽爐謀甜屬来ていると誤認している際には、注意喚起があっても止まらないのではないか、という意見も。

 画像認識によるホーム転落検知システム(一部の駅で導入)

 ホームカメラの映像から転落する人をAIが認識し、駅事務室に通報。駅係員が非常停止ボタンを押すシステム
※転落防止のためには他のシステムと併用が必要。

(3) 案内システム

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 警告ブロックに貼付したQRコードをスマホで読み取り、専用アプリによる音声案内で誘導ブロック上を誘導
※選択肢の一つとして効果的、改札やトイレへの誘導など便利だったという意見が出る一方、荷物に白杖、スマホとすべて手に持つことの困難さ、スマホに集中して周囲に注意が向かない危険性があるのではないかという指摘も。

◆.泪奪船鵐哀ラウドサービス(検討中)

 「Be My Eyes」と同じようにリモートでの音声介助、または、近くにいるサポーターへ介助要請する直接介助のいずれかの方法をとり、視覚障害者とサポーターをマッチングするシステム。
※リモートによる距離感や時間のずれ、カメラの死角で起きたことに対応できないという問題点や、女性に対して悪用されるのではないかという懸念、その場で声を出して援助依頼する方が早いのではないか、という指摘も。

 検討会では新技術等の活用についてだけでなく、誘導ブロックをホーム中央に敷設している事例や、盲学校の生徒が最寄り駅で音声放送を行ったという取り組み、視覚障害者への声かけ・サポートに関するポスター掲示についても紹介されました。ポスター掲示については、ある鉄道事業者からは任意団体の作成したポスターの掲示は難しいという見解が出されたことが報告されましたが、検討会の委員である鉄道事業者からは、各社同じ方向を向いて進めていければよいのでは、という心強い発言もありました。その他、車内モニターに動画を流して他の乗客へ啓発を行ってはどうかという提案、そして、転落させない技術だけでなく転落を死亡事故にしない方策についても議論していく場を設ける必要性も指摘されました。
これらのことについてあらためて議論され、2020年度中に検討結果が取りまとめられる予定とのことです。

3.盲導犬と行く!全国津々浦々観光情報〜千早赤阪編〜

社会福祉法人 日本ライトハウス

 日本ライトハウス盲導犬訓練所のある、千早赤阪村は大阪で唯一の村です。

 南海電車でなんばから南海高野線で約30分。河内長野駅から南海バスで約36分。あるいは近鉄電車で阿部野橋から近鉄長野線で約35分。富田林駅から金剛バスで約35分で到着できる千早赤阪村です。

 後ろに控える金剛山は冬の積雪と樹氷が楽しめます。標高1125mの山頂は冬にはアイゼンが必要です。ブナ林と500年を超えると言われる杉林は圧巻です。金剛山ロープウェイ千早駅からは標高708mから山上にある金剛山駅975mまでを約6分で結ぶ空の旅をお楽しみいただけます。全長1323mのロープウェイは、昭和41年4月の開通以来、登山者の利便促進のみならず、千早赤阪村のシンボルとしても親しまれています。

 最初の支柱を通過すると金剛山の山頂までが一望できます。眼下には樹々の絨毯が季節の彩を見せ、特に冬場の樹氷は格別の美しさです。2号支柱のあたりでは、左手に大阪湾や関西空港。好天に恵まれれば淡路島まで見渡すことが出来ます。さらに上がれば、林道を歩く登山者が米粒大に見えるなど、景色の美しさはさまざま。

 到着した金剛山駅から坂道を10分程歩けば宿泊施設の香楠荘やちはや星と自然のミュージアムもあります。金剛山山頂までは、そこから徒歩30分ほどで到着できます。山頂の葛木神社は大社造り。下ったところの転法輪寺の隣の売店は汗をかいた後のご褒美として求められるソフトクリームが絶品です。日ラで訓練を終えた方と一緒に、ソフトクリームを励みに犬と登山を楽しんだこともありました。因みに、金剛山麓ロープウェイ運行はグルメ杵屋に委託されてはおりますが、金剛山ロープウェイは日本で唯一の村営ロープウェイでもあります。しかし、金剛山ロープウェイは現在運行休止です。自然災害が影響しました。非常に残念です。

 それでも、歩くのが苦手な人でも上がれます。あまり知られていませんが、千早駅の横の林道は自家用車でも山頂まで行くことが出来ます。足に自信がある方には、金剛登山口のバス停からの神社階段昇降コースがありますが、その名の通り階段が延々続くコースです。階段が少ないおすすめ登山コースは、このバス停から下ってしいたけセンター横の登山道で、盲導犬とも楽しめそうです。2,3時間でゆっくりと休みながら上り下りできます。

 そして帰りには、千早川マス釣り場で釣りを楽しみ、ぜひレストラン千早川でマスのから揚げ、丸ごと1匹食べる事をお勧めいたします。此処のから揚げは頭から骨まで食べられます。また、3分程下ったログハウスの店「ウッディーハート」のおいしいコーヒーは、日ラの共同訓練中にも時折利用しています。冬は薪ストーブの温かさとともにお蕎麦やわらび餅、ピザ、雑炊などもおススメです。

 お車でお越しであれば、千早赤阪中学校近くの棚田も見事です。日本の棚田百選にも選ばれており、コロナ禍でなければ、秋にはライトアップのイベントも開催されました。訓練所近隣の田んぼのあぜ道をヒガンバナが彩るころには、多くのアマチュアカメラマンがやって来ます。

 近鉄富田林駅近くは富田林町や寺内町があり、重要文化財や大阪府指定文化財が点在する地域です。白壁や格子を手で触れ直に味わっていただければ満たされます。千早の空気と景色を胸に帰路についていただければとても幸いに思います。

4.盲導犬ユーザーのコーナー

『涙を微笑みに』
鹿児島県 井手 盛親  盲導犬イゼル

 私たち夫婦が盲導犬と初めて会ったのは、もう20年余り前のことになります。友人たちのパートナー、アマンダ、クララ、オーロラ、キュン、そして妻が利用していたパル。苦手なことはあっても、どの子もパートナーの安全を守るのに一生懸命で、その忠実さがけなげで感動に涙さえしたものでした。そして今は、甘えん坊のイゼルと暮らす毎日。

 イゼルは、ドッグフード(まんま)を食べる前に、両手を合わせて「いただきます」をするんですよ。それから決まった時間にグルーミングをしますが、トイレ出しの後、自分からグルーミングのおねだりをすることもあるんです。でも一番愛おしさを感じるのは、耳もとに口を近づけてこそこそ言う時でしょうか。そう、内緒話をするみたいにね。そんなとき、言葉は話せなくても心の強いつながりを感じます。

 そんなふうに思えるようになったのは、イゼルとの共同訓練のために日本ライトハウスの訓練所に行ってからでした。きっかけは、妻の「いっしょに向こうへ行って訓練を受けようよ」という一言だったんです。先に述べた犬たちの時は、絶対服従ということしか聞いていませんでした。ところが現地に行ってみると、厳しい訓練も、たっぷりの愛情を注ぐという大前提のもとに行われていることを知りました。

 イゼルと過ごす時間もあと2年でしょうか、3年でしょうか。いまは、バイバイするときに、涙を微笑みに変えられたらいいなと思います。

5.盲導犬情報ボックス

○2020年に発行された盲導犬に関する文献

 2020年1月から12月の間に発行された書籍の中で、盲導犬に関する記述があるものをご紹介します。

【ノンフィクション】

『全盲の目に射す一条の光(わたしの宮沢賢治)』
新井 淑則(著) ソレイユ出版
<音声デイジー>

『人とペットの心理学 コンパニオンアニマルとの出会いから別れ』
濱野 佐代子(編著) 北大路書房

『British News Update〈2〉―映像で学ぶイギリス公共放送の最新ニュース2』
Knowles,Timothy他(編著) 金星堂

『クロスメディア・ヘミングウェイ−アメリカ文化の政治学』
塚田 幸光(著) 小鳥遊書房

『心のバリアフリーを学ぶ いろいろな人の目線で考えよう 1 身近な場所編』
高橋 儀平(監修) 小学館クリエイティブ

『再犯防止をめざす刑務所の挑戦 美祢・島根あさひ社会復帰促進センター等の取組み』
手塚 文哉(著) 現代人文社

『なぜからはじまる体の科学 脳と体にワクドキッ? 「見る」編』
挾間 章博(著) 保育社

【フィクション】

『掟上(おきてがみ)今日子の設計図 (忘却探偵シリーズ)』
西尾 維新(著) 講談社
<点字・音声デイジー・テキストデイジー>

『ぼくもだよ。神楽坂の奇跡の木曜日』
平岡 陽明(著) 角川春樹事務所
<音声デイジー>

【短歌集】

『風紋 五行歌集』
柳瀬 丈子(著) 市井社

【写真集】

『光の記憶 見えなくて見えるもの―視覚障害を生きる』
榎並 悦子(写真) 光村推古書院

【コミック】

『こはる日和とアニマルボイス 5 (あすかコミックスDX)』
加藤 えりこ(著) KADOKAWA

【学会発表論文等】

『Veterinary Nursing』 24巻2号
「愛玩動物看護師に期待したい地域活動」
川添 敏弘(倉敷芸術科学大学)

『日本デザイン学会 第67回春季研究発表大会』概要集 67巻
「y字型カーブハンドルを用いた歩行実験」
片岡 夏海(株式会社プラス・カーサ)他

『日本ロボット学会誌』 38巻7号
「ガイダンスロボットLIGHBOTとさがみロボット産業特区」
飛田 和輝(静岡理工科大学)他

『教育情報研究』 36巻1号
「アジャイル開発型協働学習を取り入れた小学校プログラミング教育の実践による児童の創造的態度の変容」
黒田 昌克(兵庫教育大学大学院)他

『日本財団パラリンピックサポートセンターパラリンピック研究会紀要』 13巻
「パラリンピックの理念と意義 時間軸と空間軸での観察」
小倉 和夫(日本財団パラリンピックサポートセンター)

『電気学会誌』 140巻6号
「介護ロボット開発の歴史と未来」
梶谷 勇(産業技術総合研究所)他

『計測と制御』 59巻6号
「視覚障害者の屋外移動支援技術とその持続可能デザイン」
馬場 哲晃(東京都立大学)

『リハビリテーション・エンジニアリング』 35巻4号
「視覚障害のリハビリテーションと機器」
望月 浩志(愛知淑徳大学)

『日本補助犬科学研究』 14巻1号
「海外からの盲導犬受け入れを対応しての実態」
金井 政紀(日本盲導犬協会)
「盲導犬使用者と白杖使用者の生活の質に関する比較調査」
山川 伊津子(ヤマザキ動物看護専門職短期大学)他

6.認定NPO法人全国盲導犬施設連合会からのお知らせ

(1) 2020年度資格認定事業の実施状況

 全国盲導犬施設連合会では、盲導犬希望者がどこの施設から盲導犬の貸与を受けても、ほぼ一定水準の盲導犬や歩行指導などのサービス提供が得られるように、盲導犬を育成する「盲導犬訓練士」と、盲導犬希望者へ盲導犬との歩行や毎日の世話の方法を指導する「盲導犬歩行指導員」の資格の認定事業を加盟施設の協力の下に2007年度より行っております。2020年度は、学科目・実技試験を行った結果、4名の盲導犬訓練士の資格認定を行いました。

(2) 2021年度の『デュエット』とポスターについて

 全国盲導犬施設連合会では盲導犬普及活動として、毎年広報誌『デュエット』とポスターを作成・発行しています。

 2021年度の『デュエット』では、30号記念号として全国盲導犬施設連合会を特集テーマとし、当連合会がどのような活動を行っているのかを改めてご紹介しました。表紙は、ハーネスを付けたラブラドール犬に女性訓練士が優しく触れている写真を使用しました。

 2021年度のポスターも、『デュエット』の表紙と同じ写真を使用しています。キャッチコピーは「いつも一緒に歩いてくれてありがとう。これからもよろしくね」です。赤色の文字で、感謝の気持ちが伝わるよう作成しました。上半分が写真、下半分には次のような文章が書いてあります。

 「全国盲導犬施設連合会は、盲導犬の育成・支援を推進することで、視覚障害者の自立と社会参加の促進を目指しています。どうぞ私たちの活動にご理解・ご協力の程、よろしくお願いします。」

 『デュエット』は、全国盲導犬施設連合会の募金箱を置いてくださっているスーパーなどにあります。無料で配布していますので、置いてあるお店が近くにない場合は、連合会事務局(電話:03-5367-9770)にお問い合わせください。また、デュエットは、当連合会のホームページでも見ることができます。

7.編集後記

 「新型コロナウイルスに感染した人が飼っているペットを預かるために知っておきたいこと」についてまとめたものを東京都獣医師会がホームページに掲載しています。新型コロナウイルスは、犬への感染が少数ながら報告されていますが、人から人へ感染する病気であり、ペットから人に感染したという報告はなくその可能性は依然として低いと考えられます。しかし、人からペットへの感染の可能性はあるため、人が感染した場合はペットとの接触を避けるべきとのこと。ペットを預ける場合は、人から人への感染を避けるため、対面せずに犬のみの受け渡しを。預かる側はマスク、手袋、メガネ、ガウン等防御具を装着すること、その他預かった後のことについても具体的な注意事項が掲載されています。

 もし感染してしまった時、盲導犬を誰にどうやって預けるのか、もし周囲に預けられる人がいない場合どうするのか。出身協会も選択肢の一つとして、事前にその時の対応を考えておいた方がよさそうです。何よりも1日も早い終息を祈るばかりなのですが。