Q6.盲導犬の歴史と今

質問026:いつごろから盲導犬がいるのですか?

A
古くはギリシア時代からいたといわれますが、1800年代にウィーンのクライン神父が書いた本の中に盲導犬の訓練に関する記述があります。本格的な盲導犬育成は第1次世界大戦の頃に戦争で失明した人々のためにドイツで始まりました。日本では1938年にアメリカの青年が盲導犬とともに来日したのが最初で、1939年にはドイツから4頭の盲導犬が輸入され、戦争で失明した軍人に渡されていました。国内で育成がスタートしたのは1957年。盲導犬育成には多くの手間と費用が必要なため、育成・普及はなかなか進まず、つい近年まで盲導犬の存在すらあまり知られないままでした。今は少しずつ人々に知られるようになり、本格的な普及が始まることを期待しています。
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質問027:盲導犬は、補助犬や介助犬とはちがうの?

A
身体障害者補助犬法が施行され、「盲導犬、介助犬、聴導犬」という3種の「補助犬」が日本で初めて規定されました。視覚に障害がある人の生活を補助するのが盲導犬。肢体が不自由な人の生活を補助するのが介助犬、聴覚に障害がある人の生活を補助するのが聴導犬です。それぞれ、人間のパートナーとして大切な役割を果たしてくれる犬たちです。

質問028:日本には、どのくらいの盲導犬がいるの?

A
2005年の集計(日本盲人社会福祉施設協議会盲導犬委員会「盲導犬訓練施設年次報告」)では、957頭が日本国内で活動しています。日本財団が平成10年に実施した「盲導犬に関する調査研究」では、全国に盲導犬を必要としている使用希望者が約4,700人から7,800人いると推計していますので、まだまだ大幅に不足しています。

質問029:世界中で盲導犬は何頭ぐらい活躍しているの?

A
国際盲導犬連盟という組織があります。ここには、28ヵ国の72の訓練施設が加盟しています。ロシアには連盟会員ではない訓練施設もありますので、それを合わせると盲導犬は約30ヵ国で訓練されていることになります。盲導犬が活動している国はもっと多くなります。その数は表のようになり、国際盲導犬連盟では、世界で活動する盲導犬は約25,000頭以上と推定しています。

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