Q5.ユーザーと盲導犬のくらし

質問020:家にいるとき、盲導犬はどうしているの?

A
家の中ではペットと同じように、遊んだり寝たりしています。仕事とその他の時間の違いは、ハーネスをつけるかつけないかで犬にもわかっています。ハーネスを外しているときは、遊びの時間。甘ったれでやんちゃになる犬が多いようです。

質問021:いつも特別な訓練をしているの?

A
盲導犬訓練施設を卒業したあとも必要に応じてフォローアップ(現地指導)がおこなわれますが、その他に特別な訓練はしません。町を歩くために必要な基本的なルールやマナーは、ほとんど訓練時に学びます。またご主人と歩きながらも、やっていいこと、悪いことを、いろいろな経験から学んでいきます。

質問022:誰が犬の世話をしているの?

A
盲導犬の世話をするのは、盲導犬を使用する目の見えない人自身がします。食事は1回〜2回、決められた時間に、決められた量のドッグフードを食べるのが一般的です。間食はさせません。これは健康のためでもあり、トイレの回数をコントロールするためでもあります。また、食後や出かける前などに、ご主人が指示をして盲導犬にトイレをさせます。歩きながら勝手に排泄するようなことは、体調不良など特別な事情がない限りはありません。
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質問023:盲導犬は、電車やバスやタクシーに乗れないの?

A
2002年に施行された「身体障害者補助犬法」で、すべての公共施設や交通機関だけでなくレストランや宿泊施設などで盲導犬を同伴して利用できます。しかし、利用を断られてしまうことがまだあります。行政機関から公共施設や交通会社などに受け入れるよう通達を発していますが、なかなか浸透しないようです。盲導犬ユーザーは、まわりの人に迷惑にならないように注意して利用しますので、どうぞ受け入れにご協力をお願いします。

質問024:コートを着ている盲導犬を見ましたが、暑くないの?

A
盲導犬が雨でもないのにコートを着ているときは、毛が抜けて、他の人に迷惑をかけないようにご主人が着させているのです。ご主人は毎日ブラッシングするなど手入れをしますが、ラブラドール・レトリーバーは毛が抜けやすいためです。ですからタクシーを利用したり、ホテルやレストランなどに出かけるときは、薄目の布地で作ったコートを着せる盲導犬ユーザーが多くいます。
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質問025:盲導犬の体についているものはなぜ必要なの?

A
盲導犬が体につけているのは、ハーネスと呼ぶ胴輪です。これはペットのリードとはまったく違うもので、盲導犬とユーザーをつなぐ大切なものです。このハーネスをとおして路面の状態や犬の動きなど、さまざまな情報を感じ取るための、とても大切な道具です。もし、町で盲導犬を見かけたときは、ハーネスにはぜったいに触れないようにしてください。
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