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ごあいさつ

日頃より盲導犬育成普及事業に対し、ご理解とご支援をいただき、ありがとうございます。

私ども全国盲導犬施設連合会は、「ともに生きる、ともに歩む」を共通の理念として、視覚障害者の自立と社会参加の促進をめざし、平成7年(1995年)4月に国家公安委員会指定の盲導犬訓練法人が連携して立上げ、平成20年(2008年)6月、特定非営利活動法人(NPO法人)として再スタートしました。そして平成23年(2011年)10月には認定NPO法人となり、現在に至っております。

訓練法人施設単独では取り組めないような盲導犬の全国的普及活動、盲導犬についての各種相談受付、盲導犬に関する全国調査と情報提供、そして盲導犬を育てる訓練士、盲導犬希望者と盲導犬をマッチングする歩行指導員の資格認定事業、訓練施設の盲導犬無償貸与事業への助成など様々な活動を盲導犬訓練法人の協力のもとに協調・連携のネットワークセンターとして活動しております。

盲導犬を取り巻く状況は、平成12年(2000年)社会福祉事業法に盲導犬育成事業が第2種福祉事業として盛り込まれ、また、平成14年(2002年)5月「身体障害者補助犬法」の成立、平成19年(2007年)11月に法の施行後の見直しに伴う補助犬のトラブルに関する相談・救済機関の設置、職場での受け入れ義務化も図られ、社会的にも盲導犬の受入は大きく前進しました。

また、我が国は、平成26年(2014年)1月、国連の「障害者権利条約」を批准しました。本条約の批准にあたり必要とされていた国内法の整備も進み、平成28年(2016年) 4月からは「障害者差別解消法」が施行されます。

誰もがともに住みやすい社会づくりに向けて、これからも視覚障害者への盲導犬に関する情報の提供、視覚障害者団体や補助犬関係団体との連携、国や自治体への働きかけをより強めていくことが要請されています。

連合会は、これからも広く「公益」の立場から盲導犬の育成・普及を図るとともに、盲導犬を希望し待機されている視覚障害者の方へ一頭でも多くの質の高い盲導犬を無償貸与できる体制を加盟施設と協力して作り上げていくことが重要と考えております。

皆さまのご支援に心より感謝いたしますとともに、変わらぬご理解ご協力を賜わりますようよろしくお願い申し上げます。

認定NPO法人 全国盲導犬施設連合会
理事長 井上 幸彦