盲導犬を取得するまで

盲導犬を希望される方

 盲導犬を希望されると言う事は新しい家族を迎え入れることだと考えてください。パートナーとして、生活全てに関わって来ますので、それぞれの障がい・生活スタイルに合致する犬を貸与する必要があります。以下に盲導犬貸与までの大まかな流れを記載しましたので、是非ご一読ください。

盲導犬貸与までの流れ

1. 相談
 盲導犬を希望される方は、お近くの盲導犬協会に直接問い合わせ、もしくは居宅されている所在地の県や市の福祉課、または町村役場にご相談下さい。

2. 申し込み
 相談後、盲導犬貸与申込書で申請を行い、各協会職員からの連絡をお待ち下さい。次の段階で職員が居宅に伺いますので、詳細についてはその時にも、ご相談いただけます。

3. 自宅訪問(面談)
 日程を調整の上、職員が居宅に伺います。ここでは、犬の寝床や排便場所を確認するほか、日常的に歩く周辺の歩行環境を見せて頂いたりもします。

4. マッチング・日程決定
 自宅訪問で得た情報を基に、どの犬をどのように訓練すれば良いか、担当の職員が考えます。しかし、犬の選定・訓練に時間がかかったり、合う犬がすぐに見つからなかったり、他にも待っている人がおられる場合が多い事も現実です。このような場合には、「○ヵ月ぐらいかかります」という具合に、大体の待ち時間をお伝えします。

5. 共同訓練
 共同訓練とは、パートナーとなる犬と生活を共にし、お互いの理解を深めた上で、安全に歩行する為の基本を学んで頂く期間です。
 入所訓練(4週間):盲導犬貸与の訓練は4週間にわたり各訓練センターで訓練を受けて頂きます(各訓練センターは宿泊施設も完備しています)。訓練は多岐にわたり行い、犬の世話から、指示の出し方、誉め方、叱り方、歩行訓練(安全に犬と歩くための訓練)等を行います。

6. 卒業
 訪問訓練が順調に進行すれば、晴れて卒業です。ここから盲導犬との共同生活がはじまります。

7. フォローアップ
 人にとっても犬にとっても、新しいパートナーに慣れるには時間がかかります。卒業後も必要に応じてフォローアップを行います。